普通車より諸経費が安く、広々とした車内でファミリー層に人気のタントですが、普通車から軽自動車に乗り換える最大のメリットは自動車税が大幅に安くなる点ですね。
毎年払わないといけない税金で長く乗れば乗るほど差額は大きくなって行きます。
そこで、今回はタントの税金関係にスポットを当て、タントのサポカーとは、優遇はあるのか、自動車税、値上がりの基準、エコカー減税、さらに新車と中古車購入でどちらがお買い得なのか検証してみましたのでご覧ください。
Contents
タントのサポカーとは?優遇はあるの?
各社予防安全技術の搭載車両のラインナップが増えてきました。
まず、サポカーとは何かと言う所から見てみましょう。
そもそもサポカーとは?
最近話題となってきた「サポカー」ですが、正式名称は「セーフティー サポートカー」と言います。
政府が命名した名称で、各自動車メーカー独自の予防安全技術のことを意味します。
ダイハツでは予防安全技術を「スマートアシスト」と命名し、タントは3代目から搭載されている機能です。
スマートアシストは約2年サイクルで改良が重ねられており、現在は「スマートアシストⅢ」となっています。
対自動車、対歩行者に接近した際にアラームで知らせてくれる機能や、それ以上に進み、衝突しそうになった時に自動的にブレーキをかけたり、アクセル、ブレーキの踏み間違いを抑止する機能の総称と言えるでしょう。
次は予防安全技術搭載の車での優遇はあるのか見てみましょう。
サポカーは優遇はあるの?
事故を未然に防ぐことが出来るサポカーですので、事故が起きるリスクや、もしもの場合でも被害を最小限に抑えることが可能ですので、ドライバー側も安心して乗ることが出来ます。
政府がサポカーと命名し、普及を促しているほどですので優遇があるのかと思いませんか?
現在、サポカーでの新車取得時の減税はまだ存在せず、現在検討中となっております。
しかし、自動車保険の観点から見ると2018年1月から動きが変わって来ています。
各自動車保険会社がサポカー搭載車両に優遇処置として保険料が一律9%割引の制度を設けています。
ここでポイントなのが、普通車でも、タントでも一律の割引となりますので注意が必要です。
概ねオートマ車で自動ブレーキ搭載の車を選ぶことにより割引が適応されます。
また、タントではスマートアシスト、スマートアシストⅡ、スマートアシストⅢと3タイプありますが、どのバージョンも一律の割引です。
また、自動車保険の新たな試みとしましては、「損保ジャパン日本興和」では実際の運転方法で割引制度が変わる方式を取っている保険会社もあります。
タントの自動車税はいくら?値上がりの基準は?
年に1度収めるのが自動車税です。
自動車税は市町村が管理する税ですので、忘れず必ず払うようにしましょう。
もし、自動車税を払わないでいると、割増料金を取られる上に、次回の車検が通らなくなりますので必ず払うようにしましょう。
そもそも自動車税の値上がりが平成27年4月にスタートしましたが、基準が分かりにくいと思います。
概ね、軽自動車の乗用タイプですと、3タイプあり
・7200円
・10800円
・12900円
の3タイプが存在します。
平成27年から自動車税の見直しが始まり、それまで7200円だった所、27年以降の新車は10800円、さらに初年度登録から13年経過すると7200円だった所、12900円に値上がりします。
自動車税のポイントとなる点は「初年度登録」の部分です。
初年度登録は車検書左上、車名の横に記載されており、この初年度登録から13年経過すると12900円に値上がりすると覚えておきましょう。
中古車で購入するポイントとしましては、27年以降の購入の車でしたら、10800円が適応されますが、それ以前の平成26年式を選ぶことで7200円になりますので注意が必要です。
タント自動車税まとめ
自動車税で長々と書きましたので分かりやすくまとめてみましたのでご覧ください。
・平成27年3月より前の初年度登録の車は7200円
・新車購入した場合は一律10800円
・初年度登録から13年経過すると12900円に値上がり
・中古車で初年度登録が27年3月以前の物を選ぶと7200円(但し13年経過すると12900円になる)
タントのエコカー減税はいくら?
エコカー減税は新車購入時に税金が割引される制度で、割引額も差があり分かりにくい面があると思います。
まず、エコカー減税について見て行きましょう。
そもそもエコカー減税とは?
政府が提唱している減税処置のことを言い、新車購入時に減税を受けれる仕組みです。
まず、新車購入時、新車購入翌年の自動車税、さらに新車購入後3年後の初車検の時に減税されるありがたい制度です。
中古車では恩恵を受ける部分は初車検のみとなりますので注意が必要です。
では、タントのエコカー減税の内容を見てみましょう。
タントのエコカー減税の内容は?
タントの場合、大きく分けてターボ仕様とノンターボでは減税額が違います。
まず、タントのエコカー減税の内容を見て行きましょう。
自動車取得税
タントのグレード、価格別に取得税が決められております。車体価格が高ければ高いほど自動車取得税が高くなる傾向です。
エコカー減税ではノンターボモデルは自動車取得税の40%、ターボモデルは20%の減税処置が取られております。
重量税
新車購入時、車検時に収める重量税ですが、エコカー減税ではノンターボモデルで50%、ターボモデルは25%の減税処置が取られています。
重量税は一律7500円となっており、ノンターボモデルでは3800円、ターボモデルでは1900円減税となります。
なお、新車購入時と、初車検の時の2回減税処置を受けることが可能です。
グリーン減税
エコカー減税とは別にグリーン減税の適応を受けることが可能です。
毎年収める自動車税ですが、ノンターボモデルに関しては25%軽減処置が取られております。
残念ながらターボモデルのタントの自動車税の減税はありません。
以上3点の減税処置があり、グレードによりますが、ノンターボモデルでは減税額は14600円~17600円、ターボモデルでは6900円~7300円と減税されます。
減税の基準は毎年のように変わっており、基準の見直しもされ減税額も少なくなる一方ですが、新車購入時に車体価格の値引き、オプションでの値引きを組み合わせるとバカにならない金額になってきます。
ノンターボモデルですと、ターボと比較しても約8000円ほど差額があります。
燃費基準の兼ね合い、ターボ搭載の観点上ターボの減税割合は低いようです。
タントサポカー優遇、自動車税、エコカー減税、新車中古車税金比較まとめ
予防安全技術の普及で自動車保険の見直しがされてきましたが、新車購入時の減税処置が現在は検討中です。
しかし、トータルコストでかかる任意保険の割引制度は嬉しい物です。
現在保険料の9%の割引ですが、普及が進むにつれて廃止されてしまうかもしれませんので、2018年1月に開始された今が狙い目のチャンスです。
もし、すでにサポカーをお持ちの方でも、次回保険の更新時には忘れずチェックしましょう。
また、エコカー減税額は少なくなる一方ですが、うまく利用して賢く購入するようにしましょう。
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