あなたは、デリカという車をどれくらいご存知でしょうか?

このサイトのこのページに来られたということは、少なくともデリカに興味があるのだと思います。

今回はデリカD5について見ていきます。

デリカの最初の発売は50年以上前になります。

1回目の東京オリンピックが開催されたような時期から販売されているデリカですが、そのデリカの長い歴史をしっかりと受け継いでいるのがデリカD5です。

 

そんなデリカD5はビッグマイナーチェンジをします。

ビッグマイナーチェンジ後のデリカD5は以前のものとは大きく異なる部分も多いです。

もはやフルモデルチェンジに近いような内容になっていますね。

 

今回はそんなデリカD5の燃費関係についてたっぷりと紹介していきます。

燃費が気になるという人も多いと思うので、ぜひ見ていってください。

 

カタログ燃費を紹介

それではデリカD5の燃費を見ていきましょう。

まずはカタログ燃費です。

 

そもそもカタログ燃費って何?

カタログ燃費って何?と思った人もいると思います。

カタログ燃費というのはそのままの意味で、メーカー側が決められた基準に従って測定して、カタログに乗っている燃費のことです。

 

2018年現在、カタログ燃費を測定するための基準として用いられているのが、jc08モードとWLTCモードという2つになっています。

今の主流はまだjc08モードであると言えるでしょう。

この下で紹介しているデリカD5の燃費や比較対象のライバル車の燃費は、全てこのjc08モードで表記しています。

 

それではWLTCモードとはどんなものなのでしょうか?

WLTCモードの特徴は大きく分けて2つ。

・新しい基準で実際の走行に近づいていること

・国際的な基準であること

 

WLTCモードは日本の基準の中では一番新しく、2019年以降新車として発売される車にはその表記が義務付けられます。

ここでいう新車というのは、フルモデルチェンジした車ということで、マイナーチェンジの車には義務はなくデリカD5にも表記されないようです。

さらにWLTCモードはその中でも市街地モード、郊外モード、高速道路モードと細かく3つに分けられます。

 

国際的な基準というのも大きいですね。

これまでのjc08モードは日本国内のみ使用可能な基準でした。

そのため、車を輸出するときには、輸出する国の基準を満たしているかどうか1回1回測定したりしなければなりません。

世界共通の基準を用いることで、そういっためんどくさい手続きを省略できるということですね。

 

デリカD5のカタログ燃費

それではカタログ燃費についてしっかりと理解していただけたところで、実際に数値を見てみましょう。

2WDガソリン・・・・13.0km/L

4WDガソリン・・・・10.6km/L

4WDディーゼル ・・・13.0km/L

こんな感じですね。

4WDの方が2WDより燃費が良くないのは、車両重量の違いも大きいでしょう。

ガソリンの方は特にいうことはないのですが、ディーゼル車はクリーンディーゼルということで、もう少し頑張ってもらいたいという気もしますね。

 

デリカD5の燃費をライバル車と比較

デリカD5の燃費をポンと出されてもわかりにくいと思うので、デリカD5のライバル車にあたる車の燃費を比較対象として参考にしてみてください。

今回紹介するライバル車は

・パジェロ

・セレナ

・フリード

・ステップワゴン

・エスクァイア

・ヴォクシー

です。

車それぞれでコンセプトも違いますので、あくまでも参考にということですね。

ガソリン ハイブリッド ディーゼル
デリカD5 10.6~13.0km/L 13.0km/L
パジェロ 8.0km/L 10.0km/L
セレナ 15.0~17.2km/L
フリード 19.0km/L 27.2km/L
ステップワゴン 17.0km/L 25.0km/L
エスクァイア 14.8~16.0km/L 23.8km/L
ヴォクシー 14.8~16.0km/L 23.8km/L

こうして並べてみると、デリカD5はやはりあまり燃費が良くはないですね。

デリカD5はミニバンでありながらSUVのような走りを追求した、日本では他にない車になっています。

そのため走行性能はグッと良いのですが、燃費は良くしにくいというのが現状でしょう。

 

他メーカーのハイブリッドグレードをみてみると流石にデリカD5とは大差がありますね。

ミニバンはその構造上、車両重量が重くなる傾向があり燃費が悪くなりがちですが、jc08モードでしっかりと20.0km/Lを超えてきています。

 

実燃費を紹介

ここまではカタログ燃費を見てきました。

カタログ燃費は、上でやっているように、グレードごとや車種ごとに比較したりするのにはとても適しているのですが、実際に走らせてみたときの燃費と異なってきてしまいます。

そこで参考にするもう一つの燃費が実燃費です。

実燃費は、すでに車を購入し走らせているユーザーが、自分たちで計測する燃費のことを言います。

 

口コミで見る実燃費

実燃費はその性質上口コミを使って確認します。

自分で車を持っていなければ、そもそも計測なんてできないですものね。

ここからが実際の声になっています。

・街中で8.5km/L~9.5km/L、郊外や高速では11km/L~13km/L位になってます。軽油価格は有難いです。

・町乗りで8km/L-9km/L、高速で10km/L-12km/L。燃費は悪いですかね。(ガソリン車)

・高速道路で13km/Lくらい。一般道でも10km/Lを下回った時はないです。

・高速、街乗りの平均で12.5あたり。軽油で走っていること、車両重量のことを考えれば経済的だと思います。

 

口コミをおおまかに見てみると、実燃費としてはだいたい10km/L前後になると思います。

あまりいい燃費とは言えないですが、クリーンディーゼルの場合ガソリンよりも値段の安い経由を使用でき、維持費を低く抑えられるというのも大きなメリットとなっているようです。

実燃費をよくする簡単な方法

燃費の数値を知ったらその数値を少しでも良くしたいと思いますよね。

燃費向上のための簡単な方法をいくつか紹介します。

・急発進を避ける

一番エンジンに負荷がかかるのは、0から動かす発進時です。

そのため、そこで急に発進すると負荷がさらに大きく燃費の大幅減につながるので、可能な限り緩やかな加速を心がけましょう。

 

・走行中の速度の増減を減らす

想像できると思いますが、急ブレーキとかもエンジンへの負荷が大きいです。

やむを得ない場合もありますが、十分な車間距離を保つことも必要になってきます。

 

・部品を交換する

車の部品の交換も有効です。

タイヤを少し細いものに変更したり、吸排気系のパーツを交換したりといった方法があります。

 

燃費は維持費にも直結してくるようなデリケートなものですが、このようなちょっとした意識や行動だけでも良くしていくことができますよ。

 

いかがでしたでしょうか?

デリカD5の燃費についてちょっとでも詳しくなってもらえたら嬉しいです。

デリカD5は悪路走行性能に優れてアウトドア向けの、SUVのような性質を併せ持つミニバンということで、燃費が車の魅力にはなっていませんでしたね。

デリカD5新型の様々な魅力についてはこちら→

 

この記事を書いた人

kk。
車の情報サイトを展開中です。

いろいろな車のコンテンツが充実しています。

1記事だけでは伝えられないこともたくさん紹介しています。

ぜひ他の記事も見ていって下さいね。